dramaccha’s blog

いちドラファンが中日ドラゴンズについて好き勝手語ります

ただの独り言

SNSでよく目にするのが、「プロでもないくせに文句を言うな」「ファンなら黙って応援しろ」「監督やめろとか言うな」のような綺麗事を言う人。

それも1つの応援の仕方だと思う。そういう応援の仕方もあれば、あまりに酷い誹謗中傷は看過することはできないけど、選手や監督に叱咤激励という意味での愛のある言葉をかける応援の仕方もあると思う。まあどこまでが叱咤激励でどこからが誹謗中傷なのかは受け取る人がどう感じるかにもよるし、モノは言いようみたいなところあるよね…少なくとも自分が言われて嫌なことは言わないように自分も気をつけたい。

 

何が言いたいかと言うと、いろんな応援の仕方があるんだから、自分がそうしてる・自分が思うファン像を他の人に対してみんなそうするべきだ!という強要はちょっと言ってる意味がわからない、ということ。

もちろん、ただの素人が何か言ったところで何か変わるとも思ってないですけど、そう思う人が増えればいつかは届くかもしれない!と、うすーい希望は抱いてます…

 

「プロでプレーしたことないやつがプロに対して意見するなんておこがましい」という声が聞こえてきそうだけど、立浪監督が就任してからのこの2年、立浪監督の采配でチームは結果を残しましたか?

名選手が名監督になるわけではないということは誰もが気づいていることかもしれませんが、立浪さんは監督には不向きということです。

 

ここからは私の思う監督像です。

1.監督は模範となるような人でなければならない。

2.監督が指示したことがうまくいかなかったとき、選手を責めてはいけない。

3.監督は感情的になってはいけない。

4.監督は選手との距離を適切に保ち、近づきすぎてはいけない。

5.監督とはモチベーターであり、解説者になってはいけない。

 

まず1については言わずもがなですね。監督はチームをまとめ、その人が立てる方針についていかなければチームは空中分解してしまいます。この人についていきたい!と思える人でなければ、選手はこいつの言うことなんか聞かなくてもいいや、となってしまいます。

私が中学の時の野球部の顧問がそうでした。私が3年生になった時に2年の時までの顧問の先生が異動となり、3年生の時に顧問が変わってしまったのですが、チームの方針がガラッと変わり、チームの色とも合わなくなってしまったので、メンバー全員で練習をボイコットした結果、最後の夏の大会はものの見事に初戦敗退しました。

 

2つ目、スポーツは常に確率がつきまとってきます。

打率、出塁率防御率、etc.

どんな戦略にも絶対という言葉はありません。あのイチローでも10回中3回しかヒットは打てないし、あの絶対的守護神ライデルですら毎登板0で抑えられるわけじゃないです。その上で、勝つために確率を上げるのが戦略というものです。

立浪監督が出してるサインは、立浪監督の頭の中で描かれた通りに進めば攻撃では点が入るし、守備では0で抑えられるでしょう。頭の中では。

繰り返しになりますが、どんな戦略にも100%成功することはありません。

たとえば、9回裏、0-0、ノーアウトランナー(尾田)1塁、バッターは岡林(打率0.145、この日3打数1安打)の場面。あなたが監督ならバントさせますか?

確率の話なので、100%送りバントが成功するわけでもないし、送りバントが決まった後次のバッターがランナーを絶対返せる保証なんてどこにもありません。逆に打たせたからと言って良い方向にいくわけでもないです。

送りバントをすることによる得点期待値の話はネットに転がっているので自分で探して見てください。そこで出ている結論としては、打率0.100以上のバッターならバントをさせずに打たせた方が得点する確率が上がるというものです。

だからと言って、先ほどの場面で岡林に打たせることが正解だ!と言うつもりはありませんが、確率という数字だけで話せば打たせる方がバントさせるより得点する確率が上がるので、最善策である、と言えます。これまでもこれからもそうですが、立浪監督がとった采配が本当に最善でしたか?と問い続けたいです。

話が少し変わりましたが、どんなサインを出したとしても、100%結果を出す選手なんていないので、それがうまくいかなかったとしたら、チームのトップである監督が責任を負うべきだ、という話です。(※明らかに選手がミスしている場合を除いて)

 

3つ目、流石に勝っても負けても無表情だと人間味に欠けるので、勝ったら喜んで、負けたら悔しんで、適度に出す分には問題ないです。シーズンが良い形で終わったら感情を爆発させて喜べばいいんです。シーズン中は勝った試合にも課題は見つかるし、負けたら負けた理由を考えて、明日、そのまた明日、と、同じ過ちを繰り返さないように練習をコツコツと積み重ねるのです。

昔の映像とかで監督がベンチで激昂してる姿を見ることがありますが、そんな姿を見たら選手は萎縮するどころか、この監督のために頑張ろう!とは思わないはずです。試合中であれば冷静になってミスしてしまったことを引きずるのではなく、そのミスを取り返すための手段を考えるのが監督の仕事です。怒ったりフィードバックするのは試合が終わった後、裏でやればいいんです。

 

4つ目、近づきすぎるというのは、ここでは特定の選手に肩入れしてはいけないという意味です。その逆も然り、嫌いな選手も作ってはダメです。当たり前の話です。でも、それができていないと思われる監督がいます。ここではあえて断定せず伏せますが、優秀な選手がいるのに、それを差し置いて少し調子が悪くてもお気に入りの選手を起用するなんてあっていいわけがないです。チームは監督の私物ではないです。これが草野球とかで、みんな楽しんで野球しましょう!であればいいですが、舞台はプロ野球です。選手はお金をもらって野球をしています。1つでも多く勝ち、リーグ優勝、日本シリーズ制覇を目指して野球をしています。それなのに、結果を残している選手を使わずして負けるなんて背信行為とは思いませんか?

 

5つ目、現在の12球団の中で1人だけ教えたがる監督がいます。正解はみなさんご存知の通り立浪監督です。よく記事で立浪監督が熱心に教えてる姿を見ますが、それは監督の仕事ではなくコーチの仕事です。監督の仕事は教えることではなく、戦略も考えますが、選手をやる気にさせるのが一番の仕事であると私は考えています。戦略なんかヘッドコーチでも考えられるし、1番良いのは優秀なスコアラー・データアナリストがいれば、1番確率のいい戦略を立てられます。もちろん最終的な決定権は監督ですが。。。

やる気にさせるのがなぜ重要か。それは今年の2軍を見れば一目瞭然だと思います。中日ドラゴンズは2年連続1,2軍ともに最下位でした。1軍も酷ければ2軍はもっと酷かったです。酷いを通り越して無の境地です、何も感じなくなりました。

その2軍が2024年5月17日現在3位で貯金が9もあります。上の2チームが強すぎて、あまり凄みを感じませんが、ここまで良い戦い方ができてます。その2軍で行われているのが、その日のMVPを選び金一封を渡す、というものです。

なんだよ、結局お金かよ、と思うかもしれませんが、大事なことだと思います。シーズン通しての目標は選手個人個人にありますが、シーズンとなると果てしなく先になってしまいます。それが、1日の終わりにそういったイベントがあれば、そこで選ばれるような活躍をしよう!同じチームのあいつにも負けてたまるか!と競争意識が芽生えます。それだけがチームの調子が良い要因ではないと思いますが、少なからず影響はしていると思います。

これはあくまでも一例ですが、選手同士を競争させることでチームの雰囲気も良くなり、良い影響を与えます。それが1軍では結果を残しても、いくら調子が良くても、監督のお気に入りの選手が優先されて使われるのです。「立浪ドラゴンズへのなぜpart1」では村松選手にフォーカスを当てましたが、今現在も村松選手は無安打の打席が続き調子を落としながらも、打率・出塁率はともにチームトップです。(規定打席まであと13打席)

同じ2年目の田中選手と打撃成績を比べてみても村松選手の方が上です。同じショートの山本選手と比べても村松選手に分があります。ロドリゲス選手とでは…これは言わずもがなです。その村松選手が8番(今日は7番)で、田中選手が2番に入る試合が多いです。しかも、村松選手は出場しない試合もあります。田中選手がダメとか、山本選手がダメ、とかではなく、村松選手の方が良い結果を残してるのに、なぜ上位打線で使わない?ということです。立浪監督の理想の野球で2番にはバントさせてクリーンアップで得点を取る、のであれば1番岡林選手(OPS0.384)へのこだわりを捨てて、1番村松選手(OPS0.800)にした方が得点できると思います。そもそもつなぎの2番という考えを捨てて欲しいですが!岡林選手の実力はこの2年でこんなものではないということはわかってます。本調子になれば絶対に必要な戦力です。ただ、調子出なくても使われるのに結果出してる俺は使われないの?どうやったら俺を使ってくれるの?と思ってる選手はいると思いますよ…。何くそ!と腐ることなく気持ちを保ってくれることを願ってます。

話がだいぶ逸れた気がしますが、選手をやる気にさせてチームの雰囲気を良くすればおのずと勝ちも増えてくると思います。

 

最後に、チームの状態は良いとは言えませんが、監督の采配がまともであれば、勝ててる試合がいくつかありました。立浪監督、負けを選手のせいにするくらいなら自分の采配を振り返って反省してみてはいかがですか?